【検証006】画角の違いで被写体の大きさを比較してみた

写真や動画、撮影テクニックや現像、機材の紹介、東海地方の撮影スポットの紹介など、カメラに関するありとあらゆるネタを更新しています。

今回は、検証シリーズです。

カメラの画角の違いについて、実際に撮影して確認してきました。

目次

画角とは

画角とは、カメラで撮影した際、実際に写る範囲を角度で表したものです。焦点距離が長くなると画角は狭くなるため、広角レンズほど画角が広く、望遠レンズほど画角が狭くなります。

CANON IMAGE GATEWAY

フルサイズ用のミラーレスカメラでは、広角側が最小で12ミリからあり、望遠側最大で800ミリまであります。12ミリと800ミリの画角では、約66倍大きさに違いが出てきます。

超望遠レンズは、価格が非常に高くなります。単焦点の400ミリや800ミリは、100万円以上しますので、なかなか買えません。

画角とレンズの説明

画角は50ミリが実際に目で見た感覚に近いとされています。それより大きい画角を広角側、小さい画角を望遠側になります。

35ミリ以下のレンズを広角レンズ、35〜70ミリが標準レンズ、70ミリ以上が望遠レンズと言い、レンズの特徴が異なってきます。

  1. 広角レンズ
  2. 標準レンズ
  3. 望遠レンズ

広角レンズの特徴

広角レンズは、人間の視野より広い画角で写すことができます。そのため、広々とした風景写真を撮影する場合に最適なレンズです。また、狭い室内で撮影しても広く写すことができます。近くの物が大きく写り、遠くの物が小さく写るため、より奥行き感のある写真を撮影できるメリットがあります。(望遠レンズと比較すると、背景が非常に遠くにあるように感じます。)

弱点は、広い画角で撮影できるため余分な物まで写り込んでしまう点と、画角の隅に近づくにつれ歪みや傾きが生じる点です。しかし、歪みや傾きも上手に利用すると個性ある写真になります。

  • 壮大な風景写真が撮影できる。
  • 狭い室内でも広く撮影できる。
  • 手前に主題を置くことで奥行きのある写真が撮影できる。
  • 余分な物まで写り込みやすい。
  • 画角の隅に歪みや傾きが生じる。

標準レンズ

標準レンズは、人間の見た景色に最も近く、基本中の基本のレンズです。カメラを始めた場合、まず最初に買うべきレンズです。見た目に近いため、ポートレートや旅行に行った時のスナップ写真、風景写真に向いてます。

弱点も特になく、広角レンズや望遠レンズと比較すると個性がない点くらいです。

  • 人間の視野に近い。
  • スナップ写真やポートレートに向いている。
  • 比較的安価。
  • 広角レンズや望遠レンズと比較すると個性がない。

望遠レンズ

望遠レンズは、被写体を大きく写すことができるため画角が狭くなります。遠くにある物を大きく撮影するためのレンズです。また、広角レンズと反対で遠くの物が近くにあるように写ります。これは圧縮効果と呼ばれ、密集しているような写真を撮影できます。さらに望遠レンズは、ピント面が薄いため、背景を大きくぼかした写真を撮影することも可能です。

弱点は、レンズが重く手ブレしやすい。焦点距離が大きいため、シャッタースピードを早くしないと手ぶれしやすい点です。当然ですが、近く物は撮影できません。

手ブレの目安は、「1/焦点距離」までです。

  • 遠くにある物を大きく撮影できる。
  • 動物や野鳥の撮影に向いている。
  • 圧縮効果がある。
  • ボケやすい。
  • レンズが重い。
  • 手ブレしやすい。
  • 近い被写体は写せない。

もっと細かく分類すると、24ミリ以下を超広角、24〜35ミリを広角、35〜70ミリを標準、70ミリ〜135ミリを中望遠、135〜300ミリまでを望遠、300ミリ以上を超望遠になります。

画角の違いについて検証

最後になりましたが、画角の違いを検証します。画角は16ミリ〜800ミリです。800ミリレンズは持参してないのでテレコン使用です。撮影は三脚を使用してます。ピントはアクトタワーに合わせてます。

項目設定
レンズ16-35ミリ、50ミリ、100-400ミリ
モードマニュアルモード
絞りf11
シャッタースピード1/250
ISO100
16ミリ
24ミリ
35ミリ
50ミリ
100ミリ
200ミリ
400ミリ
800ミリ(テレコン使用)

16ミリではアクトタワーがすごく遠く見えます。遠近感を感じます。

一方、800ミリではアクトタワーと手前の建物が密集しているように見えます。実際はそんな近いわけではありません。これが圧縮効果です。

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