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今回は、検証シリーズです。
カメラの画角の違いについて、実際に撮影して確認してきました。
画角とは
画角とは、カメラで撮影した際、実際に写る範囲を角度で表したものです。焦点距離が長くなると画角は狭くなるため、広角レンズほど画角が広く、望遠レンズほど画角が狭くなります。
CANON IMAGE GATEWAY
フルサイズ用のミラーレスカメラでは、広角側が最小で12ミリからあり、望遠側最大で800ミリまであります。12ミリと800ミリの画角では、約66倍大きさに違いが出てきます。
画角とレンズの説明
画角は50ミリが実際に目で見た感覚に近いとされています。それより大きい画角を広角側、小さい画角を望遠側になります。
35ミリ以下のレンズを広角レンズ、35〜70ミリが標準レンズ、70ミリ以上が望遠レンズと言い、レンズの特徴が異なってきます。
- 広角レンズ
- 標準レンズ
- 望遠レンズ
広角レンズの特徴
広角レンズは、人間の視野より広い画角で写すことができます。そのため、広々とした風景写真を撮影する場合に最適なレンズです。また、狭い室内で撮影しても広く写すことができます。近くの物が大きく写り、遠くの物が小さく写るため、より奥行き感のある写真を撮影できるメリットがあります。(望遠レンズと比較すると、背景が非常に遠くにあるように感じます。)
弱点は、広い画角で撮影できるため余分な物まで写り込んでしまう点と、画角の隅に近づくにつれ歪みや傾きが生じる点です。しかし、歪みや傾きも上手に利用すると個性ある写真になります。
- 壮大な風景写真が撮影できる。
- 狭い室内でも広く撮影できる。
- 手前に主題を置くことで奥行きのある写真が撮影できる。
- 余分な物まで写り込みやすい。
- 画角の隅に歪みや傾きが生じる。
標準レンズ
標準レンズは、人間の見た景色に最も近く、基本中の基本のレンズです。カメラを始めた場合、まず最初に買うべきレンズです。見た目に近いため、ポートレートや旅行に行った時のスナップ写真、風景写真に向いてます。
弱点も特になく、広角レンズや望遠レンズと比較すると個性がない点くらいです。
- 人間の視野に近い。
- スナップ写真やポートレートに向いている。
- 比較的安価。
- 広角レンズや望遠レンズと比較すると個性がない。
望遠レンズ
望遠レンズは、被写体を大きく写すことができるため画角が狭くなります。遠くにある物を大きく撮影するためのレンズです。また、広角レンズと反対で遠くの物が近くにあるように写ります。これは圧縮効果と呼ばれ、密集しているような写真を撮影できます。さらに望遠レンズは、ピント面が薄いため、背景を大きくぼかした写真を撮影することも可能です。
弱点は、レンズが重く手ブレしやすい。焦点距離が大きいため、シャッタースピードを早くしないと手ぶれしやすい点です。当然ですが、近く物は撮影できません。
- 遠くにある物を大きく撮影できる。
- 動物や野鳥の撮影に向いている。
- 圧縮効果がある。
- ボケやすい。
- レンズが重い。
- 手ブレしやすい。
- 近い被写体は写せない。
画角の違いについて検証
最後になりましたが、画角の違いを検証します。画角は16ミリ〜800ミリです。800ミリレンズは持参してないのでテレコン使用です。撮影は三脚を使用してます。ピントはアクトタワーに合わせてます。
項目 | 設定 |
---|---|
レンズ | 16-35ミリ、50ミリ、100-400ミリ |
モード | マニュアルモード |
絞り | f11 |
シャッタースピード | 1/250 |
ISO | 100 |
16ミリではアクトタワーがすごく遠く見えます。遠近感を感じます。
一方、800ミリではアクトタワーと手前の建物が密集しているように見えます。実際はそんな近いわけではありません。これが圧縮効果です。
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