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今回は、検証シリーズです。
測光モードを変えて撮影すると、どのような違いがあるか検証してみました。
目次
測光モードとは
測光モードって知ってますか?
カメラが明るさを測ることを測光と言います。
M(マニュアル)モード以外では、カメラが明るさを測定し、適正な露出を導き出してます。
明るさの測定方法は、一つだけではありません。
いくつかある測定方法を変更する機能が、測光モードです。
一度も使ってなければ、マルチになってます。
測光モードの種類
一眼レフカメラには、必ず測光モードという機能がついてます。
測光モードは基本的に5つの種類があります。
ちなみにsonyのカメラの呼び方です。
(canonやnikonでは少し呼び方が異なるかもしれません。)
種類 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
マルチ | 複数に分割した画面をエリアごとに測光し、画面全体の最適な露出を決定。 | 常に使用してるのがマルチです。 |
中央重点 | 画面中央付近の明るさで最適な露出を決定。 | |
スポット | 画面中央のサークル部分で、狙ったエリアだけをピンポイントで測光し、最適な露出を決定。 | |
画面全体平均 | 画面全体を平均して測光し、最適な露出を決定。 | |
ハイライト重点 | ハイライト部分に合わせて測光し、最適な露出を決定。 | ハイライトとは、明るい部分のことです。 |
測光モードでどれぐらい違いが出るか検証
海と建物のコントラスト
煌びやかな建物と空
検証結果
5種類のモードを変えたら、予想以上に違う明るさの写真になりました。
- マルチは、適正な露出を算出してくれると思います。安心して使えます。
- 中央重点は名前のとおり、中央部分を適正な明るさに調整してくれてますが、スポットより周辺を適度に調整してくれている印象です。
- スポットは、海に合わせれば、海の青さを適正に調整してくれましたが、建物は暗くなります。
建物に合わせたら、建物の色は適正になりましたが、空が明るくなりすぎました。 - 画面平均全体は、マルチに近い印象ですが、マルチと比べると少し暗かったです。
暗い部分が多い被写体の場合は、全体的に暗めの写真になります。
逆に明るい部分が多い被写体の場合は、全体的に明るい写真になりそうです。 - ハイライト重点は、暗めの写真になりました。明るい部分の明るさを調整するため、暗めの写真になります。白とびを防止したい時、使うのが良いと思います。
測光モードを使うとき
測光モードは、結局マルチ測光を使用していれば安心です。
マルチ測光は、画面全体から適正な明るさを導き出してるからです。
しかし、写したい部分と周辺部の明暗さが激しい場合に、写したい部分の明るさが思い通りに撮影できない場合があります。そんな場合に測光モードを変更して、中央重点測光やスポット測光など試して欲しいです。
ハイライト重点は、白飛びを抑制したい場合、試して欲しいです。
測光モードを知っていれば、より写真が楽しくなりそうです。
感想