【検証005】 測光モードを試してみる

写真や動画、撮影テクニックや現像、機材の紹介、東海地方の撮影スポットの紹介など、カメラに関するありとあらゆるネタを更新しています。

今回は、検証シリーズです。

測光モードを変えて撮影すると、どのような違いがあるか検証してみました。

目次

測光モードとは

測光モードって知ってますか?

カメラが明るさを測ることを測光と言います。

M(マニュアル)モード以外では、カメラが明るさを測定し、適正な露出を導き出してます。

明るさの測定方法は、一つだけではありません。

いくつかある測定方法を変更する機能が、測光モードです。

一度も使ってなければ、マルチになってます。

測光モードの種類

一眼レフカメラには、必ず測光モードという機能がついてます。

測光モードは基本的に5つの種類があります。

ちなみにsonyのカメラの呼び方です。
(canonやnikonでは少し呼び方が異なるかもしれません。)

種類説明備考
マルチ複数に分割した画面をエリアごとに測光し、画面全体の最適な露出を決定。常に使用してるのがマルチです。
中央重点画面中央付近の明るさで最適な露出を決定。
スポット画面中央のサークル部分で、狙ったエリアだけをピンポイントで測光し、最適な露出を決定。
画面全体平均画面全体を平均して測光し、最適な露出を決定。
ハイライト重点ハイライト部分に合わせて測光し、最適な露出を決定。ハイライトとは、明るい部分のことです。

測光モードでどれぐらい違いが出るか検証

海と建物のコントラスト

マルチ
中央重点
スポット
画面全体平均
ハイライト重点

煌びやかな建物と空

マルチ
中央重点
スポット
画面平均全体
ハイライト重点

検証結果

5種類のモードを変えたら、予想以上に違う明るさの写真になりました。

  • マルチは、適正な露出を算出してくれると思います。安心して使えます。
  • 中央重点は名前のとおり、中央部分を適正な明るさに調整してくれてますが、スポットより周辺を適度に調整してくれている印象です。
  • スポットは、海に合わせれば、海の青さを適正に調整してくれましたが、建物は暗くなります。
    建物に合わせたら、建物の色は適正になりましたが、空が明るくなりすぎました。
  • 画面平均全体は、マルチに近い印象ですが、マルチと比べると少し暗かったです。
    暗い部分が多い被写体の場合は、全体的に暗めの写真になります。
    逆に明るい部分が多い被写体の場合は、全体的に明るい写真になりそうです。
  • ハイライト重点は、暗めの写真になりました。明るい部分の明るさを調整するため、暗めの写真になります。白とびを防止したい時、使うのが良いと思います。

測光モードを使うとき

測光モードは、結局マルチ測光を使用していれば安心です。

マルチ測光は、画面全体から適正な明るさを導き出してるからです。

しかし、写したい部分と周辺部の明暗さが激しい場合に、写したい部分の明るさが思い通りに撮影できない場合があります。そんな場合に測光モードを変更して、中央重点測光スポット測光など試して欲しいです。

ハイライト重点は、白飛びを抑制したい場合、試して欲しいです。

測光モードを知っていれば、より写真が楽しくなりそうです。

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