【検証003】高感度最強のソニーα7S3で暗闇を写真撮影

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今回は、検証シリーズです。

高感度に強いソニーのミラーレス一眼カメラのα7S3で、どのくらいまで高感度撮影可能か、ISOを上げて撮影してみました。

目次

ソニーα7S3の特徴

α7S3は動画に特化したカメラです。
4Kで1秒間120コマの動画が撮影できます。
写真でも個性が強いです。
フルサイズのセンサーを持ちながら、画素数を極力抑えてます。
その画素数を抑えた結果、高感度撮影を強力にしています。
IS0は常用で102400まで使用でき、夜間撮影では最強と言われます。

項目性能
有効画素数1210万画素
ISO80〜102400(常用)
40〜409600(拡張)
シャッタースピード1/8000〜30秒
連射性能最高10コマ/秒
ファインダー倍率0.9倍
動画性能4K120fps
α7S3の性能

最高で、ISO409600まで使えます。高感度最強です。
動画では4K120fpsが使用でき、スローモーションの動画に使えます。

α7S3の高感度撮影を検証する

それでは高感度に強いα7S3が、どれくらいまでISOが使えるか検証してみました。

項目条件
撮影の時間帯1月の19時30分
場所手前に海、奥に民家と橋
レンズ24ミリ
F値f1.4
シャッタースピード1/40秒(手持ちで撮影できるレベル)
30秒(三脚で長時間露光)
ISO100・400・1600・6400・25600・102400・409600

シャッタースピードは手持ちでも耐えれるレベルの1/40秒と長秒光の30秒で2パターン。

ISOは100から6段階ずつ上げていき、100・400・1600・6400・25600・102400・409600まで7パターンで検証してみました。

シャッタースピード1/40秒で検証

条件

シャッタースピード1/40秒

ISO 100

F値 f1.4

この条件では全く見えません。

条件

シャッタースピード1/40秒

ISO 400

F値 f1.4

かすかに明かりが見える程度です。

条件

シャッタースピード1/40秒

ISO 1,600

F値 f1.4

かすかに明かりが見える程度です。

条件

シャッタースピード1/40秒

ISO 6400

F値 f1.4

自分の眼で見る明るさと同じくらいです。

条件

シャッタースピード1/40秒

ISO 25,600

F値 f1.4

自分の眼より明らかに明るいです。
しかしノイズが発生してきました。

条件

シャッタースピード1/40秒

ISO 102,400

F値 f1.4

目で見えない道路まで見えてきました。
ノイズはハッキリ出ています。

条件

シャッタースピード1/40秒

ISO 409,600

F値 f1.4

明かりが白飛びしてます。
全てが見えますが、ノイズはどうしようもないレベルです。

シャッタースピード30秒で検証

条件

シャッタースピード30秒

ISO 100

F値 f1.4

低感度で長秒光が一番綺麗ですね。

条件

シャッタースピード30秒

ISO 400

F値 f1.4

1/40秒でISO409600と同じ明るさです。
ノイズは全くありませんが飛んでますね。

検証結果

今回、α7S3で高感度撮影(絞りf1.4)をした結果をまとめると、

  1. きれいに撮影するなら、三脚固定の長秒光撮影がベスト
  2. 手持ちで撮影するならISO25,600まで

きれいに撮影するなら、三脚固定の長秒光撮影がベスト

結局、三脚で固定して撮影するのが最強です。

動きのない被写体では、三脚を使用するのが一番です。

手持ちで撮影するのならISO25,600まで

f1.4のレンズを使用しても、夜間撮影は厳しい環境です。

実際、ISO6,400でかすかに民家の地形が見え始めました。

ISO25,600では目で見てるより明るくなりましたが、ノイズが発生してきてます。

個人的にはISO25,600辺りが写真撮影の限界でした。

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