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今回は、検証シリーズです。
高感度に強いソニーのミラーレス一眼カメラのα7S3で、どのくらいまで高感度撮影可能か、ISOを上げて撮影してみました。
ソニーα7S3の特徴
α7S3は動画に特化したカメラです。
4Kで1秒間120コマの動画が撮影できます。
写真でも個性が強いです。
フルサイズのセンサーを持ちながら、画素数を極力抑えてます。
その画素数を抑えた結果、高感度撮影を強力にしています。
IS0は常用で102400まで使用でき、夜間撮影では最強と言われます。
項目 | 性能 |
---|---|
有効画素数 | 1210万画素 |
ISO | 80〜102400(常用) 40〜409600(拡張) |
シャッタースピード | 1/8000〜30秒 |
連射性能 | 最高10コマ/秒 |
ファインダー倍率 | 0.9倍 |
動画性能 | 4K120fps |
α7S3の高感度撮影を検証する
それでは高感度に強いα7S3が、どれくらいまでISOが使えるか検証してみました。
項目 | 条件 |
---|---|
撮影の時間帯 | 1月の19時30分 |
場所 | 手前に海、奥に民家と橋 |
レンズ | 24ミリ |
F値 | f1.4 |
シャッタースピード | 1/40秒(手持ちで撮影できるレベル) 30秒(三脚で長時間露光) |
ISO | 100・400・1600・6400・25600・102400・409600 |
シャッタースピードは手持ちでも耐えれるレベルの1/40秒と長秒光の30秒で2パターン。
ISOは100から6段階ずつ上げていき、100・400・1600・6400・25600・102400・409600まで7パターンで検証してみました。
シャッタースピード1/40秒で検証
条件
シャッタースピード1/40秒
ISO 100
F値 f1.4
この条件では全く見えません。
条件
シャッタースピード1/40秒
ISO 400
F値 f1.4
かすかに明かりが見える程度です。
条件
シャッタースピード1/40秒
ISO 1,600
F値 f1.4
かすかに明かりが見える程度です。
条件
シャッタースピード1/40秒
ISO 6400
F値 f1.4
自分の眼で見る明るさと同じくらいです。
条件
シャッタースピード1/40秒
ISO 25,600
F値 f1.4
自分の眼より明らかに明るいです。
しかしノイズが発生してきました。
条件
シャッタースピード1/40秒
ISO 102,400
F値 f1.4
目で見えない道路まで見えてきました。
ノイズはハッキリ出ています。
条件
シャッタースピード1/40秒
ISO 409,600
F値 f1.4
明かりが白飛びしてます。
全てが見えますが、ノイズはどうしようもないレベルです。
シャッタースピード30秒で検証
条件
シャッタースピード30秒
ISO 100
F値 f1.4
低感度で長秒光が一番綺麗ですね。
条件
シャッタースピード30秒
ISO 400
F値 f1.4
1/40秒でISO409600と同じ明るさです。
ノイズは全くありませんが飛んでますね。
検証結果
今回、α7S3で高感度撮影(絞りf1.4)をした結果をまとめると、
- きれいに撮影するなら、三脚固定の長秒光撮影がベスト
- 手持ちで撮影するならISO25,600まで
きれいに撮影するなら、三脚固定の長秒光撮影がベスト
結局、三脚で固定して撮影するのが最強です。
動きのない被写体では、三脚を使用するのが一番です。
手持ちで撮影するのならISO25,600まで
f1.4のレンズを使用しても、夜間撮影は厳しい環境です。
実際、ISO6,400でかすかに民家の地形が見え始めました。
ISO25,600では目で見てるより明るくなりましたが、ノイズが発生してきてます。
個人的にはISO25,600辺りが写真撮影の限界でした。