【検証001】夜に富士山を撮影するとどうなるか?

写真や動画、撮影テクニックや現像、機材の紹介、東海地方の撮影スポットの紹介など、カメラに関するありとあらゆるネタを更新しています。

今回は、検証シリーズです。

真っ暗闇で富士山を撮影すると、果たして映るのかどうか検証してみました。非常にくだらない企画ですが、疑問に思ったこともやって行きたいと思います。

目次

撮影の条件と撮影の手順

今回は、ISOとシャッタースピードの関係と検証する企画でもありますので、三脚は必須です。

場所は手前に海があります。港の明かりが強く、町も民家の明かりが少しあります。富士山は、目視では全く見えません。

STEP
三脚で固定

カメラを三脚に固定します。手ぶれ補正をオフ、長秒光NRもオフにしてます。

STEP
マニュアルモードを選択

シャッタースピードをバルブ(B)に設定します。この時、サイレントモードになってるとバルブにできません。

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F値をf13に設定

全体を撮影するためf13にしましたが、手前に被写体がなかったため、F値を低めで良かったかもしれません。

STEP
いろんなパターンで検証

シャッタースピードを20秒・40秒・60秒、ISOは100、800、3200の組み合わせで9枚撮影して検証。

富士山は暗闇で撮影できるか撮影

シャッタースピード20秒

  • ISO100

富士山は全く見えません。街の明かりもほぼ見えません。港の明かりも暗めです。

shatter20_iso100
  • ISO800

かすかに富士山が見えてきました。街の明かりは適正です。港にある建物もよく見えます。

shatter20_iso800
  • ISO3200

富士山は見えますが、港の明るさに負けてます。街の明かりは綺麗に見えます。港の建物はよく見えますが、完全に露出オーバーです。

shatter20_iso3200

シャッタースピード40秒

  • ISO100

富士山は全く見えません。街の明かりは程良く見えます。港の明かりは少し暗いです。

shatter40_iso100
  • ISO800

富士山が少し見えてきました。街の明かりは綺麗です。港の建物は綺麗に写りますが、明かりが強すぎます。

shutter40_iso800
  • ISO3200

富士山は見えますが、港の明るさに負けてます。街の明かりは露出オーバーです。港の明るさが強すぎて完全に露出オーバーです。

shatter40_iso3200

シャッタースピード60秒

  • ISO100

富士山は見えません。街の明かりは少し暗めです。港の明かりは綺麗ですが暗めです。

shatter60_iso100
  • ISO800

富士山は見えます。街の明かりは少しオーバーですが許容範囲です。港の建物は綺麗に写りますが、明かりは少しだけ露出オーバーです。

shatter60_iso800
  • ISO3200

富士山は見えますが明るさに負けてます。街の明かりは露出オーバーです。港の明かりは完全に露出オーバーです。

shatter60_iso3200

検証結果

今回は富士山と港の明かり・街の明かりが混在する条件でした。


ISO100では、シャッタースピードを長くしても富士山は全く写っていません。シャッタースピードを2分くらいにすれば写るかもしれません。

ISO800では、シャッタースピード20秒でも富士山が写ります。しかし20秒ではうっすらと写り、60秒では港の明かりに負けてしまってます。街の明かりが弱い場所なら好条件になるかもしれません。

ISO3200では、はっきり写りますが、港の明かりの影響を受けます。20秒でも露出オーバー気味なので、シャッタースピードを早くすれば良いかもしれません。


この結果から見ると、ISO800でシャッタースピード40秒がベストな結果となりました。
もっと暗い場所なら、ISO800でシャッタースピードをさらに遅くするすれば、もっと綺麗な写真が撮影できる気がします。

感想

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